古川商店 古川商店

美しい海と山に囲まれた能登半島最先端、珠洲市。僕は、この地に生まれ育ちました。

 

高校を卒業した僕は、小さなカバンに夢と希望をぎっしりと詰め込んで大阪に出ました。大阪は珠洲とは違い人が溢れ夜でも街がにぎやかで、当時の僕にとって、都会の生活は、憧れであり、見るものすべてが新鮮で刺激的でした。

 

27歳まで都会で過ごした僕ですが、結婚を機にこの地に帰ってきました。僕にとって、能登の海も山も豊な自然も、ごくごくあたりまえの風景で、その頃は特別感動することは特にありませんでした。ただ、都会とちがい時間がゆっくりと流れ、人も風もなにもかもが、とにかく優しく、 僕の体の中に、すうーっと、何かはわからないけどしみ込んでくるような、そんな不思議な感じがしました。今まで眠っていたいろんな細胞のひとつ一つにスイッチが入ったような、そんな不思議な感じです。

 

妻は金沢から嫁いだのですが、その妻(真美)が言うには「この地には、人間にとって大切な物がいっぱいあるね。」当時の僕には、それが一体、何なのか分かりませんでしたが、今頃になってその大切な物がわかったような気がします。

 

都会にいた時はカレンダーの数字が季節を教えてくれました。でも今は違います。雄大な自然に囲まれ、五感を通して季節を感じる事ができるのです。これは僕達人間にとって、あたりまえのことであり、一番なくてはならない本能なのだと今になって気づいたのでした。

 

 

 

ぱんとわたし

子どもの頃、親戚のおじちゃんが家に近くでパン屋を始めた。お店の名前はアミー。その頃から日曜日の朝食は、きまってパン。厚切りの食パンをカリッと焼いたトーストは格別だった。

 

小さなお店にずらりと並んだパンたちはどれも美味しくて、食べると幸せな気分になった。

高校生になったわたしは、アミーでアルバイトをした。

 

パン屋の仕事は楽しくて時間があっという間にすぎていった。

ある日、アミーに一人の青年が入社した。青年の名は古川一郎。

それが、運命のはじまりだった。

 

それから6年後、わたしは能登半島の先端にある古川商店のお嫁さんになっていた。

 

<店舗住所>

〒927-1214 石川県珠洲市飯田町よ部8−1

TEL:0768-82-0231   FAX : 0768-82-027

<営業時間>

平日10:00 〜19:00

土曜、祝日9:00 〜 18:00

日曜・月曜(定休日)

* 祝日の月曜日は営業します

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